外構をクローズにしたい人へ|失敗しないための判断ポイント

   
クローズ外構の画像

「外構をクローズスタイルにしたいけど、本当にそれが正解?」「費用は?後悔しない?」──そんな不安や疑問を感じている人は多いです。特に新築やリフォームのタイミングでは、オープンにするかクローズにするかで悩みがちですよね。

実際、クローズ外構はプライバシーの確保や防犯性の面で人気ですが、費用やデザインの自由度には一定の制約があります。見た目の印象や生活動線にも影響が出るため、メリットだけでなくデメリットも冷静に把握することが大切です

そこでこの記事では、「外構クローズスタイルの特徴・メリット・デメリット・費用相場」について、元職人の視点で具体的に解説します。

エクスビズ

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. クローズ外構とは?基本の構成と特徴を知ろう

クローズ外構とは、敷地を塀やフェンスなどで囲み、外からの視線や侵入を防ぐ外構スタイルのことです。

住宅の外周を物理的に仕切ることで、プライバシーや防犯性を高められるのが大きな特徴です。また、境界が明確になることで家全体に重厚感や安心感を与える効果もあります。特に都市部や道路沿いの住宅で採用されることが多い外構スタイルです

  • 門扉+塀+フェンスで敷地を囲う構成が基本
  • 外から庭や窓が見えにくいため、プライバシー確保に強い
  • 出入口が限定されるため、防犯性が高い
  • 境界を明確にすることで、隣地とのトラブルも減らせる

「閉塞感がありそう」と思う人もいるかもしれませんが、デザイン次第で抜け感や明るさも演出できます。まずはクローズ外構の構成と特徴を知ることで、自分の家に合うかどうか判断しやすくなります

2. プライバシー・防犯性に強いのが最大の魅力

クローズ外構の最大の魅力は、プライバシーの確保と防犯性の高さにあります。

塀や門扉で敷地を囲むことで、外部からの視線を遮り、家族だけの空間を作ることができます。また、物理的な障壁があることで、不審者の侵入リスクを大幅に下げることができ、防犯面でも安心感が得られます。特に小さなお子さんがいる家庭や、人通りの多い立地では大きなメリットになります

  • 道路からの視線を遮ってプライバシーを守れる
  • 門扉・フェンスで侵入経路を限定できる
  • 防犯砂利やカメラと組み合わせて効果アップ
  • 安心して子どもやペットを庭で遊ばせられる

「そんなに囲うと圧迫感があるのでは?」と思うかもしれませんが、素材や高さ、植栽の工夫で柔らかい印象にすることも可能です。安全性と快適さを両立できるのが、クローズ外構の魅力です

3. 費用は高め?オープン外構とのコスト比較

クローズ外構はオープン外構と比べて、全体的に費用が高くなる傾向があります。

理由はシンプルで、門扉・塀・フェンスなどの構造物を多く使うため、材料費も施工費も増えるからです。また、工期も長くなりやすく、構造計算やプランニングの工程が複雑になる分、設計費が上乗せされることもあります。防犯性やデザイン性が高まる分、それに見合ったコストがかかるというイメージです。

  • オープン外構の相場:50万〜150万円程度
  • クローズ外構の相場:150万〜300万円以上が一般的
  • 門扉・門柱・ブロック塀・目隠しフェンスなどの追加費用
  • 照明・インターホン・自動門扉などの設備費用も発生

「高いからやめたほうがいいの?」と心配になるかもしれませんが、暮らしの安心感やデザイン性を重視するなら、クローズ外構は十分に選ぶ価値があります。要は、自分の目的と予算のバランスをどこに置くかが大切なのです。

4. デメリットは?圧迫感・採光・通気性の課題

クローズ外構には、防犯性やプライバシー面でのメリットがある一方で、デメリットもしっかり把握しておく必要があります。

特に「圧迫感」「採光の低下」「風通しの悪化」といった点は、住んでから気づくケースが多く、対策を講じていないと後悔につながりやすいです。外構の構造が原因で室内の快適性まで左右されることもあるため、慎重に検討する必要があります。

  • 門塀やフェンスで庭が囲まれると閉塞感が出やすい
  • 塀の高さによって室内の日当たりが悪くなることがある
  • 風の通り道が遮られ、夏場に熱がこもりやすくなる

「見た目がかっこいいから」「防犯になるから」といった理由だけでクローズ外構を選ぶと、思わぬ不便さに悩むこともあります。ただし、デザインや素材選び次第である程度は解消できるので、デメリットも踏まえたうえで、目的に合った設計を心がけることが大切です。

5. クローズ外構が向いている家・向いていない家

クローズ外構が合うかどうかは、家の立地やライフスタイルによって大きく変わります。

周囲の視線が気になる環境や、防犯面を重視したい家庭にとってはクローズ外構は非常に効果的です。しかし、開放感やコストを優先したい場合にはデメリットが目立ちやすくなります。見た目や好みだけで選ぶのではなく、実際の暮らしに合うかどうかを基準にすることが大切です。

  • 人通りの多い通り沿いの住宅
  • 隣家との距離が近くプライバシーを確保したい家
  • 小さな子どもやペットがいて飛び出しが心配な家庭
  • 高級車を所有しており盗難防止を意識している場合
  • 敷地に余裕があり塀や門を設けやすい家

「なんとなくクローズが高級感あって良さそう」と思って選んでも、土地が狭かったり通気性が悪くなったりすることもあります。自分の家に本当に合うかどうかを見極めるのが、外構づくりで後悔しないコツです。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

エクスビズ

今どきの新築外構は、ほとんどがオープンスタイルだ。予算の都合とか開放感重視とかで、クローズはだいぶ少数派になってる。でもな、もし金に余裕があるなら、クローズにしといた方が正直ラクだぞ。周りの目を気にせずに暮らせるし、防犯面でも圧倒的に強い。

俺は現場で20年以上やってきたけど、クローズ外構を選んだ家は「生活の質が上がった」ってよく言ってた。庭でくつろいでも見られない、子どもが外に飛び出さない、夜に人が勝手に入ってこない。そういうストレスがごっそり消える。それって思ってる以上にデカいんだよ。

ただし、いきなり全部業者任せにするのは危険。まずは無料で費用相場とプランを整理できるツール使って、自分の方向性をハッキリさせとけ。迷ってるうちは何も進まねぇ。理想のクローズ外構が欲しいなら、まず動け。動かないなら、オープンで我慢しとけ。

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まとめ:クローズ外構は「目的」と「費用」のバランスがカギ

クローズ外構は、防犯性やプライバシーの面で大きなメリットがありますが、費用や施工の制限などを理解せずに選ぶと、あとから後悔することにもつながります。外構は家とのバランスも重要なので、トータルで見て検討しましょう。

迷っている人は、まず無料で方向性を整理できる「外構プラン診断ツール」を使ってみるのがおすすめです。自分の希望や重視ポイントを明確にすると、判断しやすくなります。

すぐに具体的な提案が欲しい人や費用比較をしたい人は、「外構一括見積もりサービス」を活用すると効率的です。読んで終わりにせず、今すぐ行動して理想の外構に近づきましょう。

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 完成した外構を眺める家族

後悔するのは、動かなかった人だけです。

迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。

たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。

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