外構にかかる時間は?1日の作業時間・工程ごとの所要時間をリアル解説

   
外構工事にかかる時間を確認する夫婦

「外構って何日くらいで終わるの?」そんな疑問を持つ人は少なくありません。新築の外構工事でも、リフォームでも、だいたいのスケジュール感を知らずに進めてしまうと、生活に支障が出たり、思わぬトラブルに発展することもあります。

私自身、家を建てたときに「外構はすぐ終わるでしょ?」と軽く見ていた結果、工事が長引いて引っ越し後の生活が不便になった経験があります。意外と外構は工程が多く、雨や天候の影響も受けやすいため、日数や時間を甘く見ないことが大切です。

そこでこの記事では、外構工事にかかる時間の目安や、1日の作業時間、工程ごとの所要時間をリアルな視点で詳しく解説します。これを読めば、外構のスケジュールをしっかり把握でき、安心して工事を進められるはずです。

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こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. 外構工事全体にかかる期間は?

一般的な外構工事の期間は、おおよそ2週間から1ヶ月程度です。

工事内容の規模や天候、職人の稼働状況などによって所要日数は大きく変動します。門柱やカーポート、フェンスなどの複数要素を含む場合は、それぞれの施工工程を段階的に進める必要があり、全体で1ヶ月以上かかるケースも少なくありません。

  • シンプルな駐車場+アプローチ:7日〜10日
  • 門柱+フェンス+庭:2〜3週間
  • フル外構(外周・駐車場・植栽すべて):3〜5週間

ただし、「急いで仕上げてほしい」と希望しても、工期を無理に短縮すれば品質が落ちるリスクがあります。時間がかかる前提で余裕を持って段取りする方が、結果的に納得いく外構になります。

2. 1日の作業時間と職人の動き方

外構工事の職人は、一般的に朝8時頃から夕方5時頃まで作業します。

日中は体力仕事が中心となるため、適切な時間帯で作業を進める必要があります。夏場は熱中症対策のため早めに終わることもありますし、冬場は日没が早いため作業時間が短くなることもあります。また、1日の作業内容は工程によって大きく異なり、職人の動き方もそれに応じて変化します。

  • 土間コンクリート打設の日は、朝から夕方までほぼ通しで作業
  • ブロック積みなどは1日数段ずつ、数日かけて施工
  • 雨天時や資材待ちの日は早上がりや作業休止になることも

「毎日フルで作業がある」と思っている方も多いですが、実際は工程ごとに作業の密度や時間に差があるのが普通です。騒音や職人の出入りに過敏になるよりも、全体の流れを理解しておくことでストレスなく過ごせるでしょう。

3. 工程ごとの所要日数と注意点

外構工事は工程ごとに日数が大きく異なるため、全体のスケジュールを把握することが重要です。

工事は「順番」が決まっており、どこかの工程が遅れると全体に影響が出ます。また、天候によってコンクリート打設などが延期になることもあり、予定通りにいかないことも珍しくありません。そのため、ゆとりのあるスケジュールを前提に考えることが大切です。

  • 土工事(整地・掘削):1〜2日
  • 下地工事(砕石・転圧):1〜2日
  • 型枠・鉄筋組み:1日
  • コンクリート打設・養生:3〜7日
  • 仕上げ工事・植栽・掃除:2〜3日

「1週間で終わると思っていたのに、2週間以上かかった」という声もよく聞きます。天候・職人・資材のタイミングが噛み合わないと延びるのが現実です。ですので、工程ごとの日数を把握し、遅延も想定した上での計画が肝心です。

4. 雨や天候による遅延の影響とは?

外構工事では、雨や悪天候による作業の遅れが発生する可能性があります。

コンクリートの打設や舗装作業などは、天候が安定していないと施工できません。特に雨の日は地面がぬかるんで危険なうえ、仕上がりにも影響が出るため、職人が作業を中断する判断をすることもあります。これは安全と品質を保つために必要な措置です。

  • コンクリート打設:雨天時は延期されやすい
  • 左官作業:湿度が高いと仕上がりにムラが出やすい
  • 重機作業:ぬかるみで作業効率が大幅に低下

「多少の雨でも作業してくれるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、無理に進めると逆にやり直しが必要になるリスクが高まります。長期的に見てトータルの工期が延びる原因にもなるため、ここは焦らず、安全第一で判断しましょう。

5. 工事が長引かないための対策とは?

外構工事をスムーズに終えるには、事前準備と情報共有が重要です。

工程が長引く原因の多くは、天候の影響・材料不足・施主との認識違いによる手戻りです。これらを避けるためには、工事前の打ち合わせを丁寧に行い、疑問点をそのままにしないことが大切です。また、契約前に工程表をもらい、工期に余裕があるかを確認しておくのも効果的です。

  • 天候による延期の可能性を考慮してスケジュールを調整する
  • 図面や仕様に変更があればすぐに共有する
  • 不在時の対応方法(電話・メモなど)を業者と決めておく

「業者に任せれば大丈夫」と思っていても、連絡の行き違いや確認不足で工事が止まることは珍しくありません。だからこそ、施主自身がスケジュールと内容を把握し、適切に関与することがスムーズな工事につながるのです。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

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外構工事ってのはな、建物みたいに何ヶ月もかかるもんじゃねぇんだ。段取りさえ決まってりゃ、あっという間に進む。迷ってる暇はねぇから、気になるとこがあったらすぐ言え。あとで「やっぱりあそこ…」とか言われても、もう出来上がってんだよ。解体してやり直し?金かかるに決まってんだろ。

職人もロボットじゃねぇ。止まったり戻ったりってのは手間もコストも増えるんだ。だから、気づいた瞬間に連絡。それが一番の節約だって覚えとけ。俺らもプロだから、ちゃんと向き合ってくれりゃ応える。でも黙って見てて、あとで文句言うのはナシな。

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まとめ

外構工事は内容によって日数や作業時間が大きく異なります。たとえシンプルな工事でも、天候や職人の手配、工程の順番などで予定がずれることもあります。事前に全体のスケジュールを把握しておくことが、後悔しない工事への第一歩です。

特に注意すべきなのは、「想定より遅れるリスクがある」という前提で動くこと。工事が遅れた場合の仮住まいや駐車場の確保など、生活面への影響を最小限に抑える準備も忘れずにしておきましょう。

もしまだイメージが曖昧な方は「無料診断」で全体の外構プランを一度整理してみてください。すでに工事の予定がある方は「外構一括見積もり」で費用とスケジュール感を明確にして、スムーズな着工に備えましょう。

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