外構工事でフェンスを設置するなら?後悔しないための工事知識まとめ

   
外構業者がフェンス工事をしている画像

「フェンスを立てたいけど、どこに頼めばいい?」「業者の見積もりが妥当か分からない…」外構フェンスの工事って、意外と素人にはわからない落とし穴が多いんです。素材の違いだけじゃなく、境界の確認や高さ制限、施工の段取りまで、知っておかないと損することばかり。

特に「安く済ませたい」と思って適当に業者を選ぶと、後でやり直しや追加費用が発生するケースも…。見た目よりも「工事内容」が超重要なんです。
そこでこの記事では、フェンス設置の工事で押さえるべきポイント5つを解説します。

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こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. 隣地境界の確認は“最初の一歩”

フェンス工事を始める前に、まずやるべきなのが隣地との境界確認です。

境界を曖昧なままフェンスを設置してしまうと、後々のトラブルに発展する可能性があります。例えば「うちの敷地にフェンスがはみ出してる」とクレームを受けたり、土地の売却時に揉めたりする原因になるのです。

  • 既存の境界杭(コンクリート製や金属製)を確認
  • 境界が不明確な場合は測量士に依頼
  • 隣家がある場合は事前に一言声をかけておく

「とりあえずこのへんでいいか」と自己判断で設置してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。面倒に感じても、境界確認はフェンス工事の“最初の一歩”として欠かせません。

2. 支柱の深さと基礎工事がフェンスの寿命を左右する

フェンスを長く使いたいなら、支柱の深さと基礎工事がもっとも重要なポイントです。

どんなに高価なフェンスでも、支柱が浅かったり基礎が不十分だったりすると、強風や地震で傾いたり倒れたりするリスクがあります。見えない部分こそ丁寧に施工されているかが、耐久性に直結します。

  • 支柱の埋設深さは最低30〜45cmが目安(地盤により変動)
  • コンクリート基礎で固定することで、強風でも安定
  • 傾斜地や段差がある場合は追加の基礎補強が必要

「とりあえず立てばいい」と考えて浅く埋めたり簡易施工を選ぶと、数年で倒れてやり直し…というケースも珍しくありません。フェンスの見た目だけでなく、中身の工事品質にもこだわることが、長く安心して使うためには欠かせません。

3. 高さと素材は「目的」によって選ぶ

フェンスの高さや素材は、目的に合わせて選ぶのが最も合理的です。

「目隠し」「防犯」「境界線の明示」など、フェンスの目的によって求められる性能はまったく異なります。たとえば、通行人の視線を遮るなら180cm以上の高さが必要ですが、防犯なら強度や透過性が重要になります。

  • 目隠し目的:高さ180cm以上・アルミや樹脂系のボード型フェンス
  • 防犯目的:金属フェンス+見通しの良いデザイン
  • 境界線目的:60〜100cmの低めのメッシュフェンス

「とりあえず見た目がいいやつを…」という選び方をすると、実際の用途とズレて後悔するケースが多いです。高さと素材は“何のためにフェンスを付けるのか”を明確にしてから決めるべきです。

4. 工事費用の相場を知っておくと安心

フェンス工事の費用は「素材」と「施工内容」で大きく変わるため、相場感を知っておくと見積もりの判断がしやすくなります。

例えば同じ長さでも、アルミと木製、あるいは基礎の有無によって費用差は数万円以上になることも。事前に相場を押さえておけば、極端に高すぎたり安すぎたりする業者を見分ける判断基準になります。

  • アルミフェンス(1mあたり):8,000〜15,000円程度
  • 目隠しフェンス(1mあたり):12,000〜20,000円程度
  • 基礎ブロック追加:1mあたり約5,000円
  • 既存撤去・処分費:10,000〜30,000円

「相場を調べるのが面倒」「業者の言いなりは避けたい」という人ほど、複数の見積もりを比較すべきです。その一歩が、結果的にコストダウンと失敗防止につながります。

5. 業者とDIYの比較で“本当に得か”を見極める

フェンス工事は、業者に頼むのとDIYでやるのとで費用も手間も大きく異なります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った選択をすることが大切です。

DIYなら初期費用を抑えられますが、道具や技術が必要ですし、設置ミスがあるとやり直しが発生するリスクもあります。一方、業者に依頼すれば確実性とアフター保証があり、見えない部分の施工もプロ品質です。

  • DIY:材料費だけで済む/自由に設計できる/失敗リスクが高い
  • 業者依頼:費用は高め/打ち合わせが必要/仕上がりや耐久性に安心感

「DIYのほうが安い」と考える方もいますが、基礎工事のミスや傾きなどで結局やり直すことになれば本末転倒です。自分のスキルや時間と相談しながら、現実的な選択をするのが賢明です。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

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フェンスをDIYでやりたいって?気持ちはわかる。でもな、フェンス工事は“地面に刺すだけ”じゃ済まねぇんだよ。水平取って、基礎固めて、強風でも倒れないように仕込む。これ、プロでもズレることあるくらいシビアな作業なんだ。

しかも使う道具も揃えりゃ金かかる。結局、中途半端なDIYは見た目も耐久性も残念になる。最初は安く感じても、やり直しで二重出費。下手すりゃ近所トラブルにもなるぞ?

だからまずは、費用とプランを整理して頭の中をスッキリさせろ。無料で使えるツールがあるんだから、使わねぇ手はねぇ。覚悟があるなら動け。甘く見たら損するだけだぞ。

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まとめ:フェンス工事は“見た目より中身”が重要

フェンスを選ぶとき、多くの人はデザインばかり気にしがちですが、本当に重要なのは工事の中身です。支柱の深さや基礎の有無、設置位置の正確さなど、工事次第で10年後の安心感がまるで変わります。

もし「どこに相談すればいいのかわからない」「比較する時間がない」という場合は、プロ視点での図面提案や、費用プランを整理できる無料ツールを活用するのがおすすめ。無駄なく、失敗しないための第一歩になります。

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 完成した外構を眺める家族

後悔するのは、動かなかった人だけです。

迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。

たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。

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