外構フェンスの費用はいくら?後悔しないための考え方と相場の目安

「フェンスっていくらかかるの?」そう思って調べたけど、素材も種類もバラバラでよくわからない…そんな声は多いです。
外構の中でもフェンスは“予算と見た目のバランス”が特に難しい部分。この記事では、費用相場の目安と、選ぶ際に後悔しないための考え方をまとめました。

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。
職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。
1.フェンスの費用は「種類×長さ」で決まる
フェンスの外構費用を左右するのは、素材の種類と設置する長さです。
素材にはアルミ形材、木目調、スチール、樹脂などがあり、それぞれ価格も機能も異なります。さらに設置距離が長くなるほど、当然ながら材料費・施工費の合計も跳ね上がります。
例えば以下のような目安があります。
- アルミフェンス:約1.5〜3万円/m
- 木目調フェンス:約2〜4万円/m
- スチールメッシュ:約8,000〜1.5万円/m
「隣家との境界にちょっとだけ」なら10万円前後でも可能ですが、「家の周囲をぐるっと囲いたい」なら50万〜100万円超も珍しくありません。
だからこそ「どこに、どの程度」必要かを先に整理しておくことが、予算内に収めるための近道です。
2.人気の素材とその価格感を比較
フェンスの素材選びは、外構費用の中でも大きな割合を占める重要なポイントです。
アルミ形材、樹脂、木目調、スチールなど、見た目や耐久性の違いだけでなく、価格にも大きな差があります。
素材によっては、初期費用を抑えられてもメンテナンスコストがかさむケースもあるため、長期的な視点が必要です。
たとえば、以下のような特徴があります:
- アルミ形材フェンス:約2万〜3万円/m(耐久性◎、メンテ少)
- 木目調フェンス:約2.5万〜4万円/m(見た目重視、やや高価格)
- 樹脂フェンス:約1万〜2万円/m(安価で軽量、劣化は早め)
「安ければいい」という考えだけで選ぶと、数年後に後悔する可能性があります。
やはり、家の雰囲気・メンテナンス性・予算のバランスで素材を選ぶことが後悔しない近道です。
3.安く済ませたいなら「一部だけ設置」もアリ
外構のフェンスは、全体を囲うだけが正解ではありません。
目的や優先順位によっては、目立つ部分だけの設置で十分なケースもあります。たとえば通りからの視線を遮りたいだけなら、道路側にだけ設置するという選択も現実的です。
全面を囲うと費用もかさみますし、施工期間も長くなりがちです。
以下のような設置パターンがあります:
- 道路側だけに目隠しフェンスを設置
- 隣家との境界だけに低めのメッシュフェンス
- 駐車場側にだけセキュリティ目的で設置
「中途半端で見た目が悪くなるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、部分設置でもデザインに一貫性を持たせれば違和感は出ません。
むしろ予算にメリハリをつけることで、他の外構にもしっかりお金をかけられるというメリットがあります。
4. プライバシー・防犯性も費用に影響する
フェンスを設置する目的が「目隠し」や「防犯対策」になると、自然と費用も上がってきます。
見た目重視の簡易フェンスと、視線をしっかり遮る高さや強度のあるフェンスでは、材料費も施工手間も大きく異なります。また防犯性を意識するなら、スキマのないパネルや高さのある仕様が求められ、それに伴って費用も増加します。
例えば以下のような仕様では費用差が出ます。
- 高さ120cm → 約15,000円/m
- 高さ180cm(目隠しタイプ)→ 約25,000円/m
- ブロック上に設置 + 高さ180cm → 約30,000円/m
「見えにくくしたい」と思って中途半端な高さにすると、結果的に機能せずやり直し…というケースも少なくありません。目的が明確なら、最初から仕様を絞って検討する方が、最終的にコスパが良くなります。
5. フェンス選びに迷ったら“プロの図面提案”が近道
どのフェンスが最適か迷ったときは、プロの図面提案を見てみるのが最短ルートです。
フェンスには「目隠し」「防犯」「デザイン性」など多くの目的があり、選び方を間違えると「見た目が浮く」「風通しが悪い」などの後悔につながることもあります。
専門家に相談すれば、敷地の条件・建物の外観・ライフスタイルに合った具体的な設計案がもらえます。
たとえば以下のようなアドバイスが受けられます。
- 道路沿いなら高さを確保しつつ圧迫感を抑える設計
- 隣家との境界ならメッシュや低めのウッドフェンスを提案
- 防犯を重視するならブロック+フェンスの組み合わせ
「自分で考えた方が安上がり」と感じる人もいますが、実際には選び直しや施工ミスで余計な出費になることも多いです。
はじめからプロに図面を描いてもらうほうが、結果的に納得のいく外構になる可能性が高いです。
👷 元・外構職人の辛口視点トーク

フェンス選びで悩んでる時点で、正直ひとりで考えるのは限界ってこと。現場で20年以上やってきたけど、フェンスって「安かろう・悪かろう」の典型なんだよ。
「目隠ししたい」「かっこよくしたい」気持ちはわかる。でもな、適当に選んだフェンスは、5年もすりゃ色あせて傾く。おまけにクレーム入れる頃には施工業者が連絡取れないなんて話もザラ。
まずは無料の診断ツールで、お前の敷地と希望でどこまでできるかを整理しろ。図面描かせて、具体的なイメージ出させりゃ、選ぶ判断材料になる。
フェンスは後悔する人が多い場所の一つだ。甘く見るな。カタログ眺めてるヒマがあったら、プロに条件投げて答えをもらえ。いいか、迷ってる時間が一番コストかかる。覚悟決めて動け。動かない奴が一番損するぞ。
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プロに相談する前に、あなたの考えを少しだけ整理してみましょう。このあと紹介する「無料の外構プラン診断」では、10の質問に答えるだけで、あなたにぴったりの外構プランと費用目安をチェックできます。
まとめ:フェンス外構の費用は「相場」より「条件」で決まる
フェンスの外構費用は、素材・長さ・用途によって大きく変わります。
「これが正解」というものはなく、家の立地や生活スタイルに合った提案を受けるのが一番確実です。
まずは無料の診断ツールで、あなたの条件でどこまでできるかチェックしてみてください。
信頼できる業者と出会うには?

後悔するのは、動かなかった人だけです。
迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。
たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。
そんな“外構のプロから無料で提案を受けられる方法”を、こちらの記事で詳しく紹介しています。