外構の目隠しフェンスDIY入門|やってよかったと思えるための注意点

   
外構の目隠しフェンスを自分でDIYしている男性

「通りからの視線が気になるけど、業者に頼むと高そう」「自分でできるならDIYしたい」そんなふうに感じている人も多いのではないでしょうか。最近では、ホームセンターやネットでも材料が手に入り、DIYで目隠しフェンスを設置する人も増えています。

でも実際にやってみると「水平が取れない」「強風でぐらつく」「見た目がダサい」など、想像以上に難しいことも…。やり直しになると材料費も無駄になるし、見た目もご近所との関係も気になります。

そこでこの記事では、外構の目隠しフェンスを、DIYでやるための基本と失敗しないコツを解説します。

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こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. DIYでも“目隠し効果”を重視する

DIYでフェンスを設置する場合でも、最優先すべきは「どれだけ視線を遮れるか」です。

せっかく手間をかけて作っても、目隠しとしての機能が中途半端では意味がありません。特に住宅街では、通行人や隣家の視線をどう防ぐかが快適さに直結します。デザイン性や材料の手軽さだけで選ぶと、思ったほど効果がないというケースも多いです。

  • 高さ1.6m以上のフェンスで視線をカット
  • 隙間が狭いルーバーやボードタイプを採用
  • 設置場所に合わせて角度や向きを調整

「どうせDIYだし簡単なものでいい」と思うかもしれませんが、それではかえってストレスの元になります。しっかり目隠しできるかを基準に材料や設置方法を選ぶのが後悔しないコツです。

2. 支柱の固定が9割を決める

目隠しフェンスをDIYで設置するなら、支柱の固定が成否を左右する重要ポイントです。

どれだけパネルやデザインにこだわっても、支柱がグラつけばすべて台無しになります。強風や地震にも耐えるためには、見えない基礎部分の精度が問われます。

  • コンクリート基礎を使って深さ30cm以上埋める
  • 水平器で垂直を確認しながら1本ずつ固定する
  • 間隔(スパン)は商品指定の寸法を厳守する

「土に刺すだけでも大丈夫」と軽く考える人もいますが、それでは数年以内に傾いたり倒れたりするリスクが高まります。時間と労力をムダにしないためにも、支柱の固定こそ最も丁寧に取り組むべき工程です。

3. 材料は「軽さと耐久性」で選ぶ

DIYでフェンスを立てるなら、素材選びは「軽さと耐久性」のバランスがカギです。

軽い素材は施工しやすく作業の負担も少ないですが、風や雨への耐性が低いとすぐに劣化してしまいます。一方、重くて丈夫な素材は安定性が高い反面、扱いが難しくDIY向きではありません。

  • 樹脂フェンス:軽くて腐らず、DIY初心者でも扱いやすい
  • アルミ製パネル:軽量でサビに強いが、価格はやや高め
  • 木材(防腐加工済):見た目は自然だが、メンテナンスが必須
  • メッシュパネル:安価で軽量だが、目隠し効果は低い

「せっかく立てるなら頑丈に」と重さ重視で選びたくなる気持ちは分かりますが、DIYでは施工難易度が上がりケガや施工不良のリスクも出てきます。あくまで自分で扱える範囲の素材を選ぶことが、安全で長持ちするDIYへの近道です。

4. 見た目のバランスを意識する

目隠しフェンスのDIYでは、実用性だけでなく外観のバランスも重要です。

家や庭との調和がとれていないと、せっかく設置したフェンスが浮いて見えてしまいます。また、高さや幅の不均一さがあると雑な印象になり、かえって防犯性や美観を損なうこともあります。

  • フェンスの高さを隣地や建物のラインに合わせる
  • 色味を外壁や他の外構アイテムと統一する
  • 板の幅や隙間を一定に保つよう意識する

「見た目はあとで調整すればいい」と軽く考える方もいますが、実際には完成後に修正するのは大変です。設置前にしっかりバランスを想定して、図面を引いたり、仮置きで確認したりすることが大切です。

5. 難しければ部分だけプロに任せる

DIYでの目隠しフェンス設置が不安な場合は、一部だけでもプロに任せるという選択が有効です。

特にブロック基礎の設置や水平の調整といった工程は、専門的な知識や工具が求められます。これらの作業を無理に行うと、フェンスが傾いたり強度不足になるリスクもあります。

  • 基礎工事だけ業者に頼んで、フェンス本体は自分で取り付ける
  • 高さ調整や水平出しなど「最初の設計」だけプロに依頼
  • 既存フェンスの撤去や処分のみプロ任せにする

「全部プロに頼むのは高いから」とDIYに挑戦する方も多いですが、失敗してやり直す方がコストも労力もかかります。手に負えなさそうなら、最初から一部だけでもプロを入れて、後悔のないDIYにしましょう。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

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全くの素人がいきなりフェンスDIYとか、正直ナメてんのか?ってレベル。材料選びから水平出し、基礎固定まで全部ズレてたら隣に迷惑・通行人にケガ…下手すりゃ新聞載るぞ。

「コスパ重視で自分で…」とか言ってるヒマがあったら、まずこれやれ→費用とプランの整理ツールで現実見ろ。プロの図面見れば、どこが危ないかすぐ分かる。

部分的にプロに任せて、残りはDIYって手もある。でも本当に覚悟ないなら、甘い気持ちで手を出すな。命が関わる外構、ナメたら痛い目見るぞ。

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まとめ:DIYでも準備次第で見違える

目隠しフェンスのDIYは、費用を抑えつつ自分好みにできる魅力があります。ただし準備不足だと逆にお金も時間も無駄になるので、「何をどこに、どれだけ設置するか」は事前にしっかり決めておくことが重要です。

もし「一部だけ業者に任せたい」「費用感を比較したい」など迷っているなら、外構全体のプランを整理できる無料ツールを使って方向性を見つけてみるのがおすすめです。読むだけで終わらせず、一歩動いて理想の外構を現実に近づけましょう。

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 完成した外構を眺める家族

後悔するのは、動かなかった人だけです。

迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。

たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。

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