外構駐車場の費用はいくら?施工別・台数別に相場を解説!

「駐車場だけ外構したいけど、いくらかかるのか全然わからない…」そんな悩みを抱える人は多いです。コンクリート、砂利、カーポートの有無など、選ぶ内容によって費用が大きく変わるため、不安になるのは当然です。
また、台数によって必要な面積も変わるため「2台分だと高い?」「軽自動車1台だけなら安く済む?」といった細かい疑問もつきもの。しかも業者によって見積もり金額にバラつきが出やすいのが、外構駐車場の特徴です。
そこでこの記事では、外構で駐車場をつくる際の費用について、施工方法や車の台数別に具体的な相場を解説します。これから外構工事を検討する方が、費用で失敗しないための基準を持てる内容になっています。

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。
職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。
1. 駐車場の施工方法別の費用相場
駐車場の施工方法によって、かかる費用は大きく変わります。
使う素材や仕上げの方法によって、工事内容とコストのバランスが異なるからです。たとえば、アスファルトは安価で仕上がりも早いですが、耐久性や見た目に制限があります。一方、コンクリートは高価でも耐久性が高く、美観にも優れています。
- 砂利敷き:約3,000〜6,000円/㎡(安価だが管理が必要)
- アスファルト:約5,000〜8,000円/㎡(早くて安いが耐久性はやや劣る)
- コンクリート:約8,000〜15,000円/㎡(高耐久・高価格)
- インターロッキング:約10,000〜18,000円/㎡(デザイン性が高く施工に手間がかかる)
「できるだけ安く済ませたい」と思って砂利にする方もいますが、雑草や轍の問題で後悔するケースもあります。将来の使いやすさやメンテナンスも含めて、施工方法を選ぶことが大切です。
2. 車の台数による価格の違いと面積の目安
駐車場の費用は、車の台数に応じて大きく変わります。
1台分なら比較的コンパクトに済みますが、2台・3台と増えるごとに必要な面積と工事内容が広がり、費用もそれに比例して高くなります。加えて、車のサイズや駐車しやすさも考慮する必要があるため、単純な台数計算では済まないこともあります。
台数ごとの目安面積と費用感は以下の通りです:
- 1台分(約2.5m×5m/12.5㎡):20万円〜35万円
- 2台分(約5m×5m/25㎡):35万円〜60万円
- 3台分(約7.5m×5m/37.5㎡):60万円〜95万円
「とりあえず1台だけ確保できればいい」と考える方も多いですが、あとから追加しようとすると全体やり直しになることもあります。将来的な車の増加を想定して余裕のある設計をしておくと安心です。
3. コンクリートと砂利のメリット・デメリット
駐車場にはコンクリートと砂利のどちらを選ぶかで、使い勝手や見た目、費用が大きく変わります。
コンクリートは耐久性が高く、見た目もすっきりしているため人気がありますが、施工費用が高くなりがちです。一方、砂利はコストを抑えやすく、水はけも良好ですが、車の出入りで凹みや飛散が起こることがあります。目的や予算に応じて、どちらが自分に合っているかを見極めることが大切です。
- コンクリート:耐久性が高く雑草も生えにくいが、施工費用が高め
- 砂利:費用は安いが、こまめなメンテナンスが必要
- 雨の日の使用感や、防犯面も要検討
見た目や初期費用だけで決めると、後々の手間や不満が出ることもあります。どちらにも一長一短があるため、自分の生活スタイルや駐車頻度を踏まえて最適な選択をすることが重要です。
4. カーポート設置で費用はどう変わる?
カーポートを設置すると外構費用は確実に増えます。
本体価格に加えて、基礎工事や設置費がかかるため、単純な駐車スペースよりも費用は大きくなります。ただし、車を紫外線や雨から守る効果や、家全体の印象を引き締めるデザイン面でのメリットもあります。選ぶカーポートの種類やサイズによって価格帯も幅広くなります。
- 片側支持の1台用カーポート:約15万円〜30万円
- 2台用の両側支持タイプ:約30万円〜50万円
- 高強度やデザイン重視タイプ:60万円以上もあり
「屋根があると便利そう」といった感覚だけで設置を決めると、費用がかさんで後悔することもあります。設置する目的をはっきりさせた上で、必要性を見極めることが重要です。
5. 見積もりを取る前に整理すべき3つのポイント
見積もりを取る前に、自分の要望や条件を整理しておくことが外構駐車場工事を成功させるカギです。
目的や予算、優先順位が曖昧なままだと、業者側との認識ズレが起きやすく、不要な追加費用やトラブルの原因になります。あらかじめ整理しておけば、より正確で納得感のあるプランが得られます。
- 駐車台数と車種(将来的に増えるかどうかも含めて)
- 使いたい素材や仕上がりのイメージ(コンクリート、インターロッキングなど)
- 予算の上限と、優先したい点(耐久性・見た目・メンテナンス性)
「プロに任せれば大丈夫」と考える方もいますが、事前に情報を整理しておくことで無駄なやり直しを防げます。見積もりの前に自分の希望を言語化することが、失敗しない外構工事への第一歩です。
👷 元・外構職人の辛口視点トーク

「1台分で30万?高すぎ!」とか言う前に、コンクリって簡単じゃねぇぞ。掘って、砕石敷いて、転圧して、型枠組んで、鉄筋入れて、打設して、均して、乾かして…って工程多すぎ。しかも全部天気に左右される。職人の日当と材料費、舐めんなよ。
激安で出してくる業者もいるけど、だいたいどこか削ってる。メッシュ入れてなかったり、厚みが足りなかったり、仕上げがガタガタだったり。完成直後は気づかないが、1年後にひび割れで泣くパターンな。俺は何度もそういう現場、やり直しで呼ばれてる。
まずは希望の台数・広さ・仕様を整理して、現実的なプランを見える化しろ。「高い」「安い」ってのは相場を知ってから言え。そのために無料ツールがある。まずはそれで全体像をつかめ。無料だ。やらなきゃ損だぞ。
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まとめ
外構の駐車場づくりは、一見シンプルに思えても、選ぶ素材や施工方法、必要な広さによって費用や仕上がりに大きな差が出ます。だからこそ「どこにお金をかけるべきか」を明確にしておくことが重要です。
また、見積もりを取る際は「1台だけ?2台分?」「将来もう1台増えるかも?」といった将来の使い方も見据えておくと、後悔のない工事ができます。特にコンクリート施工などはやり直しがきかないため、慎重な判断が必要です。
まだ迷っている方は、まず無料診断ツールで理想と現実のギャップを整理してみてください。本気で外構駐車場の工事を考えている方は、外構一括見積もりを使って複数社のプランと価格を比較し、自分に合った業者を見つけましょう。
信頼できる業者と出会うには?

後悔するのは、動かなかった人だけです。
迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。
たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。
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