外構壁をプロに頼まずDIYするなら?予算・道具・完成度のリアルな話

   
外構の壁をDIYしようとする夫婦と業者

「外構の壁、DIYでできるかな…?」そう思いながらYouTubeやブログを見ている人、多いんじゃないでしょうか。プロに頼むと高いし、できることなら自分の手で家の外観を仕上げたいという気持ちはよくわかります。

でも、実際にやってみると「思ったより材料が重い」「仕上がりがガタガタ」「そもそも道具が足りない」など、理想と現実のギャップに悩む人も少なくありません。特にブロックやモルタルを使った壁は、ある程度の体力と準備が必要です。

では、DIYで外構の壁をつくるならどこまでが現実的なのか?どういう道具が必要で、予算はどれくらいかかるのか?その判断基準をこの記事で整理しましょう。そこでこの記事では、外構壁をプロに頼まずDIYする際のリアルな判断材料を解説します。

エクスビズ

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. DIYで外構壁をつくるメリットとリスク

外構壁をDIYで施工することで、費用を抑えつつ自分の好みに仕上げるという大きなメリットがあります。

業者に依頼するとどうしても人件費がかかりますが、自分でやれば材料費だけで済むことが多いです。また、細部にまでこだわったデザインを反映しやすく、完成したときの達成感も格別です。一方で、精度の低さや施工ミスによる耐久性の不安、周囲との調和の難しさなどのリスクも伴います。

  • 費用が抑えられる(プロの半額以下になることも)
  • 自分好みの素材・デザインを反映できる
  • 仕上がりに納得できれば達成感が大きい

ただし、「プロのようにキレイにできる」と思って始めると、失敗することもあります。仕上がりに強いこだわりがある人や、構造上の安全性が求められる場合は、やはりプロに任せる選択肢も検討するべきです

2. 壁の種類別に見る「自分でできるかどうか」の判断基準

外構の壁は種類によって、DIYで対応できるかどうかの難易度が大きく変わります。

ブロック積みやコンクリート打設のように構造的な強度が必要なものは、失敗すると危険を伴うため注意が必要です。一方で、木製フェンスや簡易な塗り壁なら比較的DIYしやすく、見た目も個性を出しやすいのが特徴です。作業工程や必要な道具、施工精度のシビアさで判断しましょう。

  • コンクリート擁壁:専門知識と型枠・強度設計が必要→DIY不可
  • ブロック塀(1段程度):基礎があれば可能→DIY中級者向け
  • 木製フェンスや化粧壁:組立式なら→DIY初心者でもOK
  • 塗り壁仕上げ:下地ありき→DIY経験者なら対応可能

「とりあえずやってみる」は通用しません。構造物としての安全性が問われる場合は、迷わずプロに任せるべきです。装飾的な部分や簡易施工で済む範囲を見極め、自分に合ったDIYを楽しみましょう。

3. 必要な道具と材料のコスト感

DIYで外構の壁を作るには、意外と多くの道具と材料が必要です。

市販されているDIYキットでは足りないケースもあり、下地処理や仕上げの工程に合わせて専用の工具をそろえる必要があります。また、壁材の種類によってはセメントやモルタル、補強金具などの購入も必要です。安く済ませたい場合でも、最低限のクオリティを保つためにはある程度の出費は覚悟しましょう。

  • ブロック・レンガ類:約100〜300円/個
  • セメント・モルタル:20kgで500〜1,000円程度
  • コテ・水平器・スケールなどの基本道具:合計で5,000円〜7,000円前後
  • 養生シート・手袋などの消耗品:2,000〜3,000円程度

「プロに頼むより安い」と思って始めても、結果的に材料費が膨らんで驚くケースもあります。本当に費用を抑えたいなら、まず道具と資材の見積もりをしておくべきです。

4. よくある失敗パターンとその対策

外構壁をDIYで仕上げる際に、ありがちな失敗はいくつかあります。

特に多いのが「下地処理の甘さ」や「水平・垂直のズレ」、そして「仕上げ材の選定ミス」です。これらは見た目や耐久性に大きく影響するため、DIYとはいえ軽視できません。経験や知識が足りないと、やり直しになるケースも少なくありません。

  • モルタルやブロックの下地が水平でなく仕上がりがガタつく
  • 塗装後にひび割れや剥離が発生
  • 基礎部分の施工が不十分で傾いてくる

「失敗してもやり直せばいい」と思う方もいますが、外構壁の場合は構造物なので簡単に直せるものではありません。だからこそ、事前の準備と慎重な作業が重要です。道具や工程に自信が持てない場合は、部分的にプロに任せる判断も視野に入れましょう。

5. どうしても不安な場合の妥協ポイント

外構の壁をDIYする上で不安が強い場合は、すべてを自分でやろうとせず、妥協できるポイントを見つけることが大切です。

特に基礎や仕上げ部分は見た目と強度に大きく影響するため、不安があるなら無理をしない方が安心です。壁の一部だけを装飾的にDIYする方法や、材料選びだけを自分でして施工は業者に任せる方法など、柔軟な発想が求められます。

  • 下地やブロック積みだけ業者に頼む
  • 塗り仕上げや装飾パネルは自分で施工
  • DIYする壁は裏側や目立たない場所に限定する

「全部自分でやる」ことが正解ではありません。安全と完成度を両立させるには、できる範囲でDIYを楽しむ姿勢が重要です。プロに頼る部分があっても、それは妥協ではなく、賢い選択と言えるでしょう。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

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DIYで外構の壁をやるって?気合いは認める。だがな、背の高い壁はやめとけ。ブロック3段超えるなら素人じゃ危ない。倒れて人がケガしたらどうすんだ?法律的にも「工作物扱い」になって、許可や基準も関係してくる。

現場で20年以上やってきたけど、高さある構造物はナメたらダメだ。ちょっとした傾き、ちょっとした沈下、それが命取りになる。道具揃えて、手間かけて、結局やり直し?笑えねぇよ。だったら最初からプロに任せた方が早くて安全なんだよ。

どうしても自分でやりたいなら、せめて1〜2段の装飾ブロックとか、花壇レベルにしとけ。それでも不安なら、まずは「費用相場とプランを整理できるツール」で頭を整理しろ。自分の限界も知るのが、DIYの第一歩ってやつだ。

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まとめ

外構の壁をDIYで仕上げるのは、やりがいや達成感がありますが、それなりの知識と体力、そして正確な道具が必要です。失敗すると見た目だけでなく構造的な不安も出てくるため、しっかり準備をしてから臨みましょう。

ポイントは「自分でやる部分」と「プロに任せる部分」を見極めることです。例えば、下地はプロに任せて塗りだけ自分でやるなど、ハーフDIYという選択肢も検討すると無理なく理想に近づけます。

もしまだ迷っているなら、まずは「無料診断ツール」でプランを整理してみましょう。あるいは、今すぐ外構壁を仕上げたい方は「外構一括見積もり」で相場と提案を比較してみるのが早道です。どちらも無料なので、失敗する前に一度チェックを。

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 完成した外構を眺める家族

後悔するのは、動かなかった人だけです。

迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。

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