外構前でも駐車場を使いたい!仮設スペースの作り方と注意点

新築の家が完成して引っ越したものの、外構工事はまだこれから…。そんな中で「とりあえず車を停める場所がほしい!」という人は少なくありません。特に雪国や雨の多い地域では、外構前の地面がグズグズで車の出し入れすらストレスになります。
ホームセンターで砂利を買ってきて敷く人もいれば、業者に相談して仮設の駐車場をつくってもらう人もいます。ただ、やり方を間違えると後の外構工事に支障が出たり、無駄な出費になったりするので要注意です。
この記事では、外構前でも車をしっかり停められる仮設スペースの作り方や注意点について、元・外構職人の視点から解説します。今すぐ快適に駐車したい人はぜひ参考にしてください。

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。
職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。
1. 外構前でも車を停めたい人は多い
外構工事の前でも、とにかく車を敷地内に停めたいという人は少なくありません。
引っ越し後すぐに車を使う生活が始まるため、駐車スペースが整っていなくてもとりあえず停めたいというニーズが多くあります。雨や雪などの天候によってぬかるみがひどくなり、道路を汚してしまうこともあるため、何らかの仮設対策が求められるケースが増えています。
- 防草シートの上に砕石を敷いて簡易的に駐車スペースを作る
- 車両通行用のプラスチックパネルをホームセンターで購入して敷設する
- 鉄板やゴムマットを仮設で置く方法もあるがコストは高め
「外構がまだだから仕方ない」と我慢してしまう人もいますが、無理をして車を停め続けると地盤が沈んだり、余計な修繕費が発生する恐れがあります。外構前であっても、車を停める場所には最低限の対策が必要です。
2. 地面が未整備のままだと起きる問題とは?
未整備のままの地面を駐車スペースとして使うと、さまざまなトラブルを引き起こします。
舗装されていない土地は、雨や雪でぬかるみやすくなり、車の出入りで泥が跳ねたり、タイヤが埋まってしまうリスクがあります。また、砂や土が道路に流れ出すことで近隣への迷惑にもつながり、トラブルの原因となることも少なくありません。
- 車がスリップして出し入れがしにくくなる
- 雨の日に靴や車体が泥まみれになる
- 道路が汚れて近隣住民に迷惑がかかる
「仮の駐車場だから」と軽く見られがちですが、実際には毎日の生活に影響を及ぼす問題です。外構工事前でも最低限の整備をしておくことで、ストレスの少ない生活が実現できます。
3. 仮設駐車場の作り方と養生のポイント
外構前でも使える仮設駐車場は、ポイントを押さえれば自力でも十分に確保できます。
地面の状態が悪いと車両の出入りに支障が出るため、ぬかるみ防止や沈み込み対策が欠かせません。養生が甘いと雨のたびに状態が悪化し、かえってストレスが溜まる原因になります。事前に手を打っておくことで、仮設でも安定した使用が可能になります。
- 防草シートを敷いてから砕石や砂利を均等に撒く
- 重量がかかる場所にプラ板や敷き鉄板を活用する
- タイヤ部分のみを重点的に補強することでコストを抑える
「あと数ヶ月だから」と軽く考える方もいますが、天候が悪い時期は特に地盤が不安定になりやすいです。結果的に余計な修繕費がかかるよりは、仮設の段階からしっかりと養生しておくほうが賢明です。
4. よくある失敗と「やってはいけない」対策
外構工事前の仮設駐車場では、間違った対策がかえってトラブルを招くことがあります。
とにかく「車が停められればいい」と安易に考えてしまうと、後々の工事や生活に支障が出ることがあります。地面の状況や排水の問題を無視して応急処置をすると、車の沈み込みやタイヤのスリップなど安全面のリスクもあります。
- ブルーシートを敷いただけで対応(滑って危険)
- 砕石や砂利を厚さ5cm以下で敷く(すぐに沈む)
- 地面が柔らかいまま車を置く(タイヤが埋まる)
「あとで外構業者がなんとかしてくれるだろう」という考え方は危険です。外構工事の効率が落ちるだけでなく、余計な処理費用がかかることもあります。仮設でも基本を押さえた対応をすることが、トラブルを避ける近道です。
5. 将来の外構を考えた上手な仮設対応とは?
仮設駐車場をつくる際は、将来の本格的な外構工事を邪魔しない方法を選ぶことが大切です。
仮設対応を安易に決めてしまうと、後から工事のやり直しや撤去費用がかかることがあります。せっかくの外構プランに影響が出ると、費用面でもデザイン面でも損してしまうかもしれません。長い目で見て、仮設とはいえ“邪魔にならない施工”を意識しましょう。
- 防草シート+簡易砂利敷きにとどめておく
- ブロックなどの固定物は極力避ける
- 排水経路や勾配に注意する
「せっかく砂利を敷いたのにまた剥がすなんて無駄」と思う方もいるかもしれません。しかし本施工に支障を出さないための仮設対策こそが、結果的に賢い選択になります。あとで後悔しないよう、最初から“将来のための仮設”と割り切ることが大切です。
👷 元・外構職人の辛口視点トーク

外構まだやってないなら、最初から仮設に金かけすぎんな。一番いいのは、月極とか空き地でもいいから外で車置く場所を確保しとくこと。そしたら、業者も車気にせず作業できるし、現場がスムーズに回る。こっちも遠慮せずガンガン重機入れられるしな。
よく「少しでも安く済ませたい」とか「ここに停めたいから砂利だけ敷いといて」って言う施主いるけど、正直それが一番効率悪い。あとで本施工のときに砂利どかしたり整地やり直したりで、結果的に手間も金もかかる。だったら最初から車は別の場所に置いといてくれた方が、トータルで見て絶対得。
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まとめ
外構工事前でも駐車スペースを確保したいという悩みは、引っ越し直後の多くの人が抱える共通の課題です。地面がぬかるんだ状態では、車の出し入れだけでなく、ご近所への配慮も必要になってきます。応急処置に見えても、将来の工事に響かない方法を選ぶことが重要です。
仮設であっても、先を見据えた対策をしておくことが無駄のない外構工事につながります。一見手間に思える段取りも、あとで大きなトラブルや出費を防ぐ意味でとても有効です。判断に迷う場合は、外構業者と早めに相談しておくのも手でしょう。
もし「まだ迷っている」なら、まずは無料診断ツールでプラン全体を整理してみましょう。「すぐに工事がしたい」人は、外構一括見積もりで仮設対応まで柔軟に対応できる業者を探すのが近道です。読むだけで終わらせず、次の行動につなげてください。
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