外構撤去の費用相場は?解体内容別にかかる金額を完全解説

   
外構撤去の費用を相談する女性

「庭のリフォームをしたい」「老朽化した塀を壊したい」と思っても、いざ外構の撤去となると、費用がまったく見当もつかない…そんな悩みを抱える人は意外と多いです。

業者に見積もりを取ったら思った以上に高くて驚いた、という声もよく耳にします。外構の撤去費用は、単なる解体だけでなく、運搬や処分費も含まれているため、想像以上にコストがかかるケースがあります。

とはいえ、撤去内容ごとに相場を把握しておけば、ムダな出費を防ぐことができます。そこでこの記事では、外構撤去にかかる費用を「何を壊すか」別にわかりやすく解説していきます。

エクスビズ

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

▶ 運営者プロフィールをもっと見る

1. ブロック塀の撤去費用

ブロック塀の撤去には、1㎡あたりの単価が設定されており、撤去範囲や高さによって費用が大きく異なります。

一般的には1㎡あたり3,000〜8,000円程度が相場ですが、塀の厚みや地中に埋まっている基礎部分の有無、周囲の作業スペースなどによって価格が変動します。また、高さがある塀や通行人に配慮が必要な場所では、足場設置や安全対策の費用も加算されます。

  • 高さ1.2mのブロック塀10m分の撤去:およそ5〜8万円
  • 地中基礎を含めた完全撤去:追加で2〜4万円
  • 狭小地での作業:作業費・養生費が加算される

「塀なんて壊すだけでしょ」と軽く考える方もいますが、解体は意外と手間がかかり、費用も安くありません。業者によって見積もりの内訳が異なるため、複数社で比較して内容をしっかり確認することが大切です。

2. フェンス・門柱の撤去費用

フェンスや門柱の撤去費用は、構造や素材によって大きく異なります。

軽量なアルミフェンスであれば比較的安価ですが、ブロック塀や鉄製の門柱になると、撤去作業に手間がかかり、費用が高くなります。また、基礎部分の解体や埋設物の処理が必要になるケースもあり、その分コストが増す要因になります。

  • アルミフェンス:約2,000〜4,000円/m
  • ブロック塀:約5,000〜10,000円/m
  • 門柱(コンクリート製):1本あたり20,000〜40,000円

「フェンスだけなら簡単に壊せる」と思われがちですが、実際には地中の基礎を掘り起こす作業があるため、思った以上に費用がかかることがあります。安さだけで業者を選ぶと、あとから追加費用が発生するリスクもあるため注意が必要です。

3. 駐車場や土間コンクリートの撤去費用

駐車場や土間コンクリートの撤去は、費用がかかりやすい代表的な外構工事です。

その理由は、コンクリートの厚さや強度によって解体に時間と重機が必要になるからです。さらに、撤去したコンクリートの処分費も無視できないコスト要素です。車の出入りに耐える強度を持つ分、撤去にも労力がかかります。

  • 土間コンクリート撤去:1㎡あたり3,000〜6,000円
  • 厚みがある場合:重機使用でさらに+2,000〜3,000円/㎡
  • 駐車場全体(20㎡程度)でおよそ10〜20万円前後

「コンクリートなら全部同じ」と思われがちですが、実際は厚さや下地の処理状況で金額が大きく異なります。安さだけで業者を選ぶと、仕上がりや処分方法に問題が出る可能性もあるため、適正価格を見極めることが重要です。

4. ウッドデッキやテラスの撤去費用

ウッドデッキやテラスの撤去費用は、素材や設置方法によって大きく変わります。

たとえば木製デッキの場合、手作業での解体が可能なものも多く、比較的安価に済むことがあります。一方、基礎がコンクリートだったり、広範囲にわたるテラスの場合は重機を使うため、費用がかさみます。また、運搬費や廃材処分費も見積もりに含まれる点に注意が必要です。

  • 木製ウッドデッキ(5㎡程度):約3〜6万円
  • アルミ製テラス(屋根あり):約5〜10万円
  • コンクリート基礎付き:10万円以上になることも

「DIYで壊せば安く済む」と考える方もいますが、廃材処分やケガのリスクを考えると、結果的に割高になるケースも少なくありません。安心・安全を優先するなら、プロに依頼するのが現実的です。

5. 処分費・重機代など追加でかかる費用

外構撤去には本体工事費用のほかに、処分費や重機代といった追加費用が発生することを理解しておく必要があります。

これらの費用は見積書に明記されていないこともあり、契約後に「別料金です」と言われてトラブルになるケースも少なくありません。特にコンクリートやブロック、植栽などの処分には専門の手配や運搬費がかかります。また、作業内容によっては重機の搬入・操作費が追加されることもあります。

  • コンクリートやブロックの処分費(1㎡あたり数千円)
  • 重機使用料(1日あたり2万〜5万円)
  • 植栽の伐採・抜根費用(樹木1本ごとに変動)

「一式で○万円」とだけ記載された見積もりでは、これらの費用が含まれているのか判断がつきません。内訳が明確な見積書を出す業者に依頼し、あとで追加されないように事前確認を徹底することが、結局もっとも安心です。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

エクスビズ

撤去工事ってのはな、ただ壊しゃいいって話じゃねぇんだよ。処分費と重機代がバカにならねぇんだ。コンクリもブロックも産廃扱いになるから、処分先まで運んで処理すんのにカネかかる。重機も「ちょっと使うだけ」って思ってるだろ?あれ動かすだけで運搬費、オペ代、下手すりゃ設置費までかかる。

「あれ、思ったより高いな…」って、後でビビるなよ。見積書の「一式」って文字に安心すんな。細かい内訳があるかどうか、そこ見抜けないならカモ決定だ。俺らからすりゃ、一見客ほど手間かけて説明しない。聞かれりゃ答えるけどな。

まずこれやれ。「無料で整理しろ」って話。自分で整理できなきゃ、現場で損するだけ。余計な費用ふっかけられても気づけねぇ。費用相場とプランを整理するツールあるから、使わねぇ奴はマジで後悔すんぞ。準備ナシで現場に来る奴、だいたい損してるからな。こっちは20年やってんだ、口だけの客はすぐ見抜くぞ。

やらずに後悔するな!無料の外構診断ツール使え!🚨

外構工事を計画中の家族

プロに相談する前に、あなたの考えを少しだけ整理してみましょう。このあと紹介する「無料の外構プラン診断」では、10の質問に答えるだけで、あなたにぴったりの外構プランと費用目安をチェックできます。


まとめ

外構の撤去費用は、「何を壊すか」「どれだけの面積か」「重機が必要か」などによって大きく異なります。想像以上に費用がかかることもあるため、事前に相場感を持っておくことが重要です。

業者によって見積もり内容に差が出やすいのも撤去工事の特徴です。処分費や重機代が別途請求されるケースもあるため、金額だけでなく内訳にも注目して比較するようにしましょう。トータルコストと作業内容のバランスを見極める目が問われます。

「まだ迷っている」という方は、無料診断ツールで自分の状況を整理するところから始めてもOKです。「すぐに工事したい」という方は、外構一括見積もりを活用して、複数業者から提案をもらうのがおすすめです。

信頼できる業者と出会うには?

 完成した外構を眺める家族

後悔するのは、動かなかった人だけです。

迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。

たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。

そんな“外構のプロから無料で提案を受けられる方法”を、こちらの記事で詳しく紹介しています。

➤ 一括見積もりを紹介した記事はこちら






MENU