外構で芝生とタイルは併用できる?失敗しない配置と施工のポイント

   
外構の芝生にタイルを併用した駐車場

おしゃれでナチュラルな雰囲気を出したい。でも歩きやすさや手入れも大事…。そんな悩みを持つ人が外構プランでよく検討するのが、芝生とタイルの「併用」です。どちらも魅力的だけど、相性や使い方を間違えると、かえって中途半端な仕上がりになってしまうことも。

実際、「芝生がボロボロになった」「タイルの隙間に草が生えてくる」など、施工後にトラブルが起こるケースも少なくありません。どこに何を配置するか、どうメンテナンスするかを事前にしっかり考える必要があります。

芝生とタイルの併用には、見た目だけでなく機能性のバランスが重要です。そこでこの記事では、失敗しないための配置・施工のコツを解説していきます。

エクスビズ

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. 芝生とタイルの併用が人気の理由

芝生とタイルを併用した外構は、見た目と使い勝手のバランスが取れているため人気があります。

芝生だけではぬかるみや雑草の問題が出やすく、タイルだけでは無機質で味気ない印象になりがちです。そこで両者をうまく組み合わせることで、自然のやわらかさと人工素材の機能性を両立できるのです。また、ライフスタイルに合わせてゾーニングできるのも大きなメリットです。

  • タイル部分にテーブルセットを置いて食事やくつろぎスペースに
  • 芝生部分を子どもやペットの遊び場に
  • アプローチ部分にタイルを使って泥跳ねや滑り防止に

「管理が大変そう」と敬遠する方もいますが、配置や素材を工夫すれば意外と手間はかかりません。見た目と実用性の両方を求めるなら、芝生×タイルの組み合わせは非常におすすめの選択肢です。

2. どんな配置パターンが使いやすいか?

芝生とタイルを併用する際に重要なのは、動線と用途に応じた配置パターンを選ぶことです。

芝生エリアは見た目や自然の心地よさを重視する一方で、タイル部分は歩きやすさや水はけの良さが求められます。そのため、どこを人が歩き、どこに休憩スペースや植栽を配置するかを明確にする必要があります。

  • 玄関〜駐車場まではタイルやインターロッキングを敷いてスムーズに
  • タイルテラスの周囲に芝生を配置して見た目とクッション性を両立
  • 家の裏や北側など日陰が多い部分は防草シート+砂利にしてメンテナンス軽減

「全部を芝生にしたい」という声もありますが、雨の日や冬場には滑りやすく、手入れも大変です。使いやすさを優先するなら、生活動線はタイル、鑑賞や遊び場は芝生という分け方が現実的です。

3. 芝生とタイルの施工で気をつけたいこと

芝生とタイルを併用する場合は、施工時のバランスと境界部分の処理に注意が必要です。

芝生とタイルはそれぞれ性質が異なるため、水はけや高さ調整、経年劣化の進み方も異なります。特に境界部分が曖昧だと芝がタイル側に侵食したり、反対にタイルの排水が悪く芝が枯れる原因になります。美しさを長く保つには、事前の施工計画と正確な仕上げが欠かせません。

  • 芝とタイルの間に見切り材を入れて侵食を防ぐ
  • タイルは芝より数センチ高く施工して排水を確保する
  • 芝の根が広がりにくい品種を選ぶ

「芝は自然素材だから、なんとなく並べればうまくいく」と思われがちですが、それではあとあとメンテナンスに手間がかかります。だからこそ、最初の段階で計画的に仕上げることが、美観と機能性を両立する近道です。

4. メンテナンスで差がつく!長持ちさせる工夫

芝生とタイルの併用外構は、メンテナンス次第で寿命と見た目に大きな差が出ます。

芝生は成長とともに手入れが必要で、タイル部分は汚れや劣化に注意が必要です。どちらも放置すればすぐに見栄えが悪くなり、最悪の場合は補修や張り替えが発生します。だからこそ、日常的な管理を意識することが重要です。

  • 芝生はこまめな芝刈りと水やり、除草を習慣化
  • タイルは高圧洗浄や防滑・防汚処理を定期的に実施
  • 雨水が溜まらないように排水経路も点検

「そんなに頻繁に手入れできない…」という方もいるでしょうが、外構は暮らしの第一印象を決める顔です。手を抜くとすぐに劣化します。だからこそ、メンテナンスまで含めた設計と素材選びが成功のカギになるのです。

5. 雰囲気別!おすすめのデザイン実例

芝生とタイルを併用するなら、全体の雰囲気に合ったデザインを選ぶことが重要です。

外構は家の第一印象を決める要素でもあり、無造作に素材を組み合わせると統一感が失われてしまいます。特に芝生とタイルはテクスチャや色味の違いが大きいため、バランスよく配置する工夫が必要です。雰囲気に合わせた設計なら、暮らしの満足度も高まります。

  • ナチュラル系:木目調タイル+芝生の組み合わせで温かみのある庭に
  • モダン系:グレー系タイル+人工芝でスタイリッシュに演出
  • リゾート系:白系タイル+広めの天然芝で開放感のある仕上がり

「見た目がよければOK」と思いがちですが、デザインには実用性も求められます。芝生はメンテナンス、タイルは滑りやすさなど、それぞれに注意点があるため、雰囲気だけでなく使い勝手も踏まえて選ぶことが後悔しない外構づくりのカギです。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

エクスビズ

芝とタイルの組み合わせ?見た目はオシャレだけどな、実際はそんなに甘くねぇぞ。土の上に芝、タイル並べりゃそれっぽく見えるかもしれんが、排水や勾配ミスったら一発アウト。しかも、犬が走り回る庭にしたいなら、素材の選び方と施工精度が命だ。適当なDIYで済ませたら、夏にはタイルがアチアチ、芝はハゲる、最悪ペットがケガするぞ。

俺ら職人は、犬の動線も踏まえて配置考えるし、足洗い場も設計に組み込む。20年以上この業界でやってきて思うのは、見た目より「暮らしやすさ」を優先するやつが最後に勝つってこと。家族の庭、ペットの庭、どっちも叶えたいならプロに一回相談して整理した方が早い。

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まとめ

芝生とタイルの併用は、見た目の美しさと機能性を両立できる魅力的な外構スタイルです。ただし、配置や施工方法を間違えるとメンテナンスが面倒になったり、使いにくくなったりすることもあるため、慎重な計画が欠かせません。

ポイントは「動線」と「水はけ」を意識した設計に加え、定期的なメンテナンスのしやすさを考えること。芝生エリアには日当たりを、タイル部分には雨水処理や勾配など細かな調整が求められます。

もし「まだ迷っている」「どう配置すれば良いかわからない」という方は、無料診断ツールを活用してイメージを整理してみてください。すぐに工事を進めたい場合は、外構一括見積もりを使えば信頼できる業者とスムーズに出会えます。

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