庭じまいは業者に依頼?【向き不向きとプロに任せるべき作業リスト】
「庭じまい、業者に頼むべき?それとも自分でいける?」——迷うポイントは安全・時間・お金のバランスです。作業の重さや道具の有無、搬出路で向き不向きがはっきり分かれます。
基本は“軽い・少ない・安全”ならDIY、逆なら業者です。大物の撤去や大量の残土は、機械とトラックがあるプロが速くて安全。見積の比較は内訳が鍵で、撤去・処分・整地に分けて考えると判断しやすくなります。「何をどれだけ動かすか」を数値で見るのがコツです。
そこでこの記事では、業者依頼の向き不向きの見極め方、プロに任せるべき作業の具体例、見積で確認する要点、スケジュールと近隣配慮まで、実践的に整理します。

こんにちは、元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構で悩む方に向けて、「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。
現場で約20年、夏は炎天下で汗だくになり、冬はかじかむ手でブロックを積みながら、数えきれない外構工事に携わってきました。実際の失敗や後悔の事例もふまえて、読んだ方が同じ失敗を避けられる判断材料をまとめています。
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1. 業者依頼が向いているケース
庭じまいは安全・重量・時間の負荷が大きい場合、業者依頼が向いています。
大物撤去や厚いコンクリ解体は転倒・破損のリスクが高く、家庭用工具では効率と安全を確保しにくいです。プロは重機・トラック・保険を備え、短期間で確実に片づけられます。近隣配慮や処分手続きも一括対応できるため、全体コストも読みやすくなります。
- 胸高直径15cm超の伐採・抜根
- コンクリ厚100mm超/ブロック基礎の解体
- 残土5m³超(2tダンプ約4台目安)
- 搬出路が狭い・高低差が大きい現場
- 電気・給水管が近い/位置不明の箇所
軽作業ならDIYでも十分ですが、けがや追加費用のリスクを考えると重い作業は任せたほうが結果的に安上がりです。迷ったら「安全・重量・時間」で判定し、ひとつでも厳しければ業者を選ぶのが確実です。
【大まかな費用相場(税別・地域差あり)】
- 軽作業(芝・砂利撤去+整地):2,000〜4,000円/m²
- 標準(芝+小低木の抜根少量):4,000〜8,000円/m²
- 重作業(抜根多め・小規模コンクリ撤去含む):8,000〜15,000円/m²
- 伐採・抜根:幹径15〜30cm=1.5〜5万円/本、30cm超=5〜15万円/本
- 土間コンクリ撤去(厚100mm前後):7,000〜15,000円/m²+処分費
- ブロック塀撤去:12,000〜20,000円/m²(基礎は別途のことあり)
- 残土処分:2tダンプ1台あたり2.5〜4.5万円(積込・運搬・処分込み)
現地条件(搬出路・運搬距離・含水・処分先)で±2〜3割は動きます。まずは「m²単価×面積+トラック回数」で大枠を掴み、現地確認つき見積で最終調整するとブレを抑えやすいです。
2. DIYで対応しやすい範囲
DIYで無理なく対応できるのは、芝の撤去・小さな低木の抜根・浅い凹凸をならす程度の軽作業です。
これらは危険度が低く、家庭用工具やレンタル道具で十分にこなせます。残土量も少なめで、フレコン袋や軽トラ・ワゴンで搬出しやすいのが利点です。乾いた日に作業すれば泥重量も抑えられ、体力と費用の負担が小さく済みます。“安全・運搬・時間”の三条件が揃えばDIY向きです。
- 芝の撤去:カッターや芝はがしでロール状に外し、根土は薄く削って処分
- 小低木:幹径〜5cm目安は根回りを掘り起こし、てこ棒でゆっくり抜根
- 砂利・人工芝:端部の見切りを外して回収→細土をふるって再敷きや処分
- 軽微な整地:高い所を削って低い所へ移す程度(高さ調整30〜50mm目安)
- 搬出:仮置き→台車で門前へ集約、フレコンでまとめて積み込み
一方で、太い根や広いコンクリ撤去、土量が多い整地はケガや追加費用の原因になります。地下配管や電気が不明な場所も避けるべきです。結論として、危険・重量・大容量が絡む作業はプロへ、上記の軽作業はDIYで進めるのがいちばん現実的です。
3. プロに任せるべき作業リスト
抜根・コンクリ解体・大量残土・電気/配管まわりは原則プロに任せるべきです。
理由は、重くて危険で、専用機械と経験が必要だからです。見えない配管やケーブルを傷つけると漏水・停電などの事故につながり、補修費も高額になります。騒音・粉じん・振動の管理や搬出動線の確保など、近隣配慮もプロの管理領域です。
- 抜根:直径20cm超の切り株、深根の竹・高木、フェンス基礎に絡む根
- コンクリ解体:厚さ100mm以上、CB基礎・土間・犬走りのはつりと運搬
- 大量残土:3m³以上やガラ混じり土、ダンプ複数台が前提の搬出
- 電気/配管:既設の給水・排水・ガス・電線・桝の近くでの掘削
- 構造物周り:境界・擁壁上・カーポート柱根巻きなど影響範囲が大きい場所
「体力に自信があるから自分でやる」場合でも、怪我・破損・やり直しのリスクは高いです。芝めくりや低木の伐採、砂利の片付けなど軽作業はDIYで十分ですが、上記の重作業は安全性と総額でプロが有利です。結論として、危険・重量・埋設物が絡む作業はプロに委ねるのが賢明です。
4. 見積の見方
見積は「撤去・処分・整地」の内訳と回収回数(トラック台数)を分けて確認することが肝心です。
費用は作業の中身と運搬量でほぼ決まります。内訳が混ざると、途中で追加費や手戻りが起きやすくなります。残土は掘り出すと膨らみ量が増えるため、台数の見誤りが総額に直結します。つまり内訳×回収回数を可視化できれば、相場ブレを最小化できます。
- 撤去:伐採/抜根の本数とサイズ、芝・人工芝・舗装やブロックの撤去範囲
- 処分:残土m³と土質、分別の要否、運搬距離、受入条件(混合不可など)
- 整地:仕上げ種別(更地/砂利/コンクリ)、砕石厚み、転圧の有無
- 回収回数:2t/3t車の台数見込み、仮置きの可否、搬出路幅と段差
「細かくて面倒」だと思うかもしれませんが、最低限の数量と台数を押さえるだけで十分精度は上がります。写真だけの概算でも、後追いで内訳と回収回数を補えば修正できます。最終的には、内訳を分けて台数を確定する——この順番がいちばん確実です。
5. 依頼の段取り
庭じまいをスムーズに進めるコツは、時期・搬出路・同時処分・近隣配慮を最初の打合せで固めることです。
乾いた時期を選べば土が軽く作業効率が上がります。搬出路を確保すると手運びが減り、時間と人件費を抑えられます。同時処分はトラック回数をまとめて総額を下げやすく、近隣配慮はクレームや中断を防ぎます。つまり段取り=費用と時間に直結します。
- 時期:繁忙期外の平日・晴天続きに実施/雨天順延OKを事前合意
- 搬出路:門幅・曲がり角・駐車位置を確認し、床養生と通路の片付けを実施
- 同時処分:伐採・抜根・芝・物置・ガラを一便に集約(残土m³で台数仮置き)
- 近隣配慮:作業時間帯・騒音・清掃の取り決め/着工前の挨拶と連絡先共有
- 書面化:処分先条件・車両サイズ・回収回数を見積に明記
「最短で早く」「写真だけで見積」でも進められますが、抜けが出ると追加費用や中断の原因になります。現地確認と段取りの四点(時期・搬出路・同時処分・近隣配慮)を先に決めれば、結果として早く安く安全に終わります。結論として、この順番で段取りを固めるのが最も確実です。
👷 元・外構職人の辛口視点トーク

庭じまい、甘く見るなよ。「ちょっと片づけ」で終わらん。土は重い、根は固い、ブロックは動かない。俺は現場20年以上、何百件やってきたが、痛い目見る人はだいたい“写真だけ見積”“最安一択”“根性でOK”。覚えとけ、庭は写真じゃなく重量と台数で決まる。数字を外すと金も体力も一瞬で溶ける。
線引きは超シンプル。太い木、厚いコンクリ、残土の山、通路が狭い、配管が近い——このどれかで迷ったらプロ行き。ケガとやり直しがいちばん高くつく。相場は「㎡単価+トラック回数」。安いだけ追うと後で追加請求のフルコースだ。危ない・重い・時間が食う=プロに任せろ、これが最短で安い。
迷うならまずこれやれ。面積・出す厚み・捨てる物を入れて、外構全体の費用相場とプランを無料で整理しろ。足りない道具、必要台数、プロに投げる場所が一発で見える。当たりが出たら相見積もり→日にち決め→一気に片づけ。ぐずぐずすると費用は膨らむし腰も壊す。今日決めろ、明日は軽く終わらせろ。
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まとめ
庭じまいは「安全・重量・時間」で向き不向きが分かれます。芝や小さな低木、軽い片付けはDIYでも対応しやすい一方、抜根やコンクリ解体、大量の残土運搬、電気・配管まわりは業者に任せたほうが速くて安全です。判断基準を共有し、何をどれだけ動かすかを数値で把握すると迷いが減ります。
見積は撤去・処分・整地の内訳で比べるとブレを抑えられます。面積×厚みで残土m³を出し、トラック回数と搬出路の条件を事前に伝えるのがコツです。スケジュールは天気と近隣配慮も含めて計画し、DIYとプロの分担を最初に決めておくと全体のコストと時間が読みやすくなります。
ここで止めずに次の一歩へ。方針を整理したい段階なら、外構全体の費用感とレイアウトを可視化できる無料診断ツールで当たりを出しましょう。すでに工事へ進みたい場合は、外構一括見積もりで撤去・処分・整地を条件明記のうえ比較すると、無駄なく前に進めます。読んだ内容を面積や数量に落とし込み、今日から具体化しましょう。
信頼できる業者と出会うには?

完成した外構を眺める家族の笑顔。
その姿を手にできるかどうかは──動いたかどうかで決まります。
外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは本当に難しいもの。
「駐車場の位置はどうする?」「子どもの遊ぶスペースは残せる?」──そんな見落としがちな点を、プロは的確に提案してくれます。
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以上、「庭じまいは業者に依頼?【向き不向きとプロに任せるべき作業リスト】…という話題でした。