外構工事と一緒にできる虫除け対策|蚊・アリ・ムカデを防ぐ方法とは?

せっかく外構工事で家まわりがキレイになっても、夏になると「虫」が大問題。蚊に刺されたり、アリの行列ができたり、ムカデが侵入してきたり…。せっかくの快適空間が台無しになるのは避けたいですよね。
「虫除けはあとからでもできる」と思っている方も多いですが、実は外構工事の段階で対策しておくほうが断然効率的で効果的です。工事とセットでやることでコストも手間も最小限に抑えられます。
どうせ外構をやるなら、虫対策までセットで済ませたい──そう思っている方のために、そこでこの記事では、外構工事と一緒にできる虫除け対策を、種類別にわかりやすく解説します。

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。
職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。
1. なぜ外構工事と同時に虫対策を考えるべきなのか?
外構工事と虫対策は同時に行うことで効果が高まり、無駄な手間や費用を省けます。
外構工事は敷地の地面を掘り返したり、排水経路や土間を整える作業が含まれるため、後から虫除け設備を追加するのは非効率です。また、虫の侵入経路となる隙間や排水口などは、施工時に一体で対策するほうが確実な処理ができます。
- 排水管まわりに防虫ネットを仕込む
- 土の露出部分に防草シート+砕石を敷設
- 植栽の配置を虫の発生源から離す
「虫なんて発生してから考えればいい」と後回しにする方もいますが、実際に発生してからでは対応範囲が限られます。外構工事と同時に長期的な視点で虫対策を組み込むことが、快適な住環境を守るために重要です。
2. 蚊を寄せつけないための地面・水まわりの工夫
蚊の発生を防ぐには、外構工事の段階で地面や水まわりに工夫を凝らすことが重要です。
蚊は水たまりに卵を産むため、わずかな水たまりでも発生源となってしまいます。また、湿気が多い場所や草木が密集したエリアも、蚊が潜む絶好の環境となります。そのため、水はけの良い舗装や排水の設計、適切な植栽の配置が蚊を遠ざける鍵となります。
- 透水性の高い舗装材を使い、水たまりを防ぐ
- 勾配をつけて排水口に流す設計にする
- 草木の間引きや低木中心の植栽で通気性を確保する
「多少の水たまりぐらい大丈夫」と思うかもしれませんが、実際にはたった数日でボウフラが孵化することもあります。だからこそ設計の段階から蚊の発生を抑える意識が必要なのです。見た目だけでなく、実用性も兼ね備えた外構にすることで、快適な暮らしが手に入ります。
3. アリの侵入を防ぐ素材と設計ポイント
アリの侵入を防ぐには、素材の選定と設計段階での工夫が重要です。
アリは非常に小さな隙間からも侵入してくるため、舗装材や目地のすき間が大きいと巣を作る原因になります。また、食べ物のカスや湿気の多い場所はアリを引き寄せやすく、構造的な対策がないと被害が繰り返されやすいのが実情です。そこでアリを寄せ付けない環境づくりが、長期的な予防に直結します。
- コンクリート舗装やインターロッキングなど、隙間が少ない素材を使用
- 目地部分に防蟻処理済みの砂や専用パテを使用
- 玄関まわりや勝手口周辺に植栽を避ける
- 建物と外構の間に排水経路を設け、湿気をためない
「市販の薬剤で対応できる」と考える方も多いですが、それでは根本的な解決にはなりません。外構設計の段階でアリの侵入経路を断っておくことで、後々のメンテナンス負担も軽減されます。つまり、最初からアリ対策を意識した素材と設計が大切です。
4. ムカデ・ダンゴムシなどの湿気害虫対策
湿気を好むムカデやダンゴムシの対策は、外構計画の段階から取り入れることが重要です。
これらの害虫はジメジメした場所に集まりやすく、家の周囲に湿気がたまる構造や素材を使っていると発生しやすくなります。湿気を溜め込まない設計や排水の工夫が、防虫対策として非常に有効です。特にムカデは毒を持ち、屋内に侵入するリスクもあるため、早めの対策が求められます。
- 犬走りに防草シート+砂利を敷いて地面の湿気を抑える
- コンクリート舗装で通気性の悪い箇所を極力減らす
- 雨樋や排水設備を整えて、水たまりができない構造にする
「虫なんて多少は仕方ない」と考える人もいますが、実際に家の中でムカデを見かけると、多くの人が不安になります。だからこそ最初から湿気をコントロールできる外構づくりを意識することが大切です。
5. 後付け対策との違いと、工事前に伝えるべきこと
虫除け対策は、外構工事の段階で計画するのがもっとも効果的です。
工事後に市販のアイテムで対処する方法もありますが、根本的な侵入経路や発生源を断つには限界があります。一方で、設計段階から防虫対策を組み込めば、景観を損ねず、より長期的な効果が見込めます。しかも、防虫資材や処理剤の施工がスムーズに行える点でも、事前対策は圧倒的に有利です。
- 透水性の舗装で蚊の発生源(たまり水)を防ぐ
- 土間コンクリート下に防虫剤を散布
- 植栽の配置や種類を選ぶことでムカデの住処を減らす
- 玄関まわりや勝手口に物理的なバリアを設置
「虫が出てから考える」と思っていると、対策の幅は限られ、費用もかさみます。だからこそ、工事前に「虫が苦手」と伝えておくことで、プロ目線の提案がもらえるのです。後悔しないためにも、先回りの意識が大切です。
👷 元・外構職人の辛口視点トーク

虫が多いって相談、山ほど受けてきた。でもな、まず言わせてくれ。外構が汚い家に虫が出るのは当然だ。落ち葉だらけ、植栽は伸び放題、水たまり、ゴミもある…そりゃ虫の楽園だわ。まずはそこ掃除しろ。話はそれからだ。
20年以上、何百件も外構工事やってきたけど、「虫が苦手です」とか言う割に、外回りの管理ガタガタな人が多すぎ。虫除けグッズに頼る前に、自分の敷地をちゃんと見ろ。防草シートも敷いてない、排水も考えてない。そういうとこだよ。
だからこそ、まずは無料で「費用とプラン」を整理しろ。虫除けってのは、デザインとか後からじゃなくて、最初のプランに組み込むもんだ。「工事してから後悔しました」ってのが一番バカバカしい。な?本気で快適にしたいなら、手を抜くな。徹底的にやれ。
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まとめ
外構工事を機に虫除け対策をしっかり考えておくことで、快適な暮らしを実現できます。特に蚊やアリ、ムカデなどの虫は一度発生すると根本的な対処が難しく、後からの対応では限界があります。外構デザインと一体化した対策こそが、長く安心して暮らせる家まわりをつくる鍵です。
とはいえ、具体的にどんな素材や設計が虫除けに効果的なのか、自分だけで判断するのは難しいもの。そこで外構の専門家に早めに相談しておくことが、後悔のない外構計画の第一歩です。虫の種類や地域の環境に合わせたアドバイスも受けられます。
「まだ迷っている」という方は、まずは無料診断で自分に合った対策を整理してみましょう。「すぐに工事を始めたい」という方は、一括見積もりを活用して、信頼できる業者に早めに相談するのがおすすめです。読むだけで終わらせず、次の行動に進んでください。
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