あえて外構をしない家の選択…その結果とよくあるトラブル例

   
外構をしない家の前に立つ男性

新築を建てたばかりなのに、なぜか「家が完成した感」がない。そんな違和感を覚える方は、もしかすると外構を後回しにしているか、そもそも外構をやらないと決めたのかもしれません。建物に予算をかけた分、外構にまで手が回らないという声もよく聞きます。

しかし実際に住み始めてみると、「駐車場が使いにくい」「雑草がひどい」「宅配ボックスを置く場所がない」など、暮らしの中で外構の役割が浮き彫りになることが少なくありません。外構をしないという選択には、想像以上の代償があるのです。

そこでこの記事では、あえて外構をしなかった家で起こりがちなトラブルや後悔の声を紹介しつつ、どこまでなら省略しても大丈夫なのか、現実的な判断ポイントを解説していきます。

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こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. 「見た目が完成しない家」に住むストレス

外構をしないまま新居に住み始めると、「まだ完成していない家」に住んでいるような感覚になり、気持ちが落ち着かないことがあります。

建物自体が完成していても、外構が未整備だと周囲の景観との違和感が大きく、見た目が「仮住まい」や「工事途中」に見えてしまいます。また来客やご近所の視線も気になり、無意識にストレスを感じる原因となります。

  • 駐車スペースが未舗装で雨の日に泥が跳ねる
  • 玄関まわりが仮設状態で生活感が出ない
  • ごみ箱や植木鉢を置くスペースが定まらない

「外構は後でやればいい」と割り切る方もいますが、日々の暮らしの満足度を左右する要素として、外構は予想以上に大きな影響力を持っています。精神的な負担を少しでも減らすためには、最低限の外構工事だけでも先に済ませておくことをおすすめします。

2. 雨・泥・雑草…生活に直結する問題が多発

外構をしないと、雨や泥、雑草といった生活に直結するトラブルが日常的に起こります。

なぜなら、土のまま放置された敷地は、天候や季節の影響をもろに受けてしまうからです。雨が降ればぬかるみ、車や靴が泥だらけになる。夏になれば雑草が一気に生い茂り、手入れが追いつかない…そんな事態に悩まされる家庭も多いのです。

  • 雨の日のぬかるみで靴や車が泥まみれに
  • 雑草の繁殖で虫や蚊が増える
  • 玄関まわりの見た目が常に汚れている

「とりあえずあとで整えればいい」と考える人もいますが、後回しにすればするほど不便さが積み重なります。最初に最低限の舗装や防草処理をしておくだけで、日々のストレスは大幅に減らせます。外構は“生活インフラ”だという意識を持つことが大切です。

3. 駐車場・アプローチなしで不便すぎる動線

駐車場やアプローチを整備していないと、毎日の生活動線がとにかく不便になります。

車から玄関までの移動で足元がぬかるんだり、雨の日に泥だらけになったりと、ちょっとしたことが積み重なって大きなストレスになります。特に子育て世帯や高齢者がいる家庭では、安全性や快適性の面でも問題が多くなります。

  • 車の乗り降りで靴が泥だらけになる
  • 玄関までの荷物運びがスムーズにできない
  • 雨の日に滑りやすく危険
  • 水はけが悪く、ぬかるみがなかなか乾かない

「後から整備すればいい」と思うかもしれませんが、住み始めた後は工事のタイミングが難しくなり、余計な費用や手間もかかります。最初に最低限の駐車場とアプローチを確保しておくことが、生活の快適さを左右します。

4. ご近所との境界やトラブルリスクの上昇

外構をしないことで、ご近所との境界線が曖昧になり、不要なトラブルを招く可能性があります。

境界の明示は、土地の所有者同士がスムーズに関係を築くうえで非常に重要です。塀やフェンスがない場合、駐車やゴミの置き場などで無意識に他人の敷地に踏み込んでしまうこともあり、結果的に関係悪化につながることがあります。特に新興住宅地では、最初の印象がその後の近所づきあいに影響します。

  • 隣家との敷地境界が曖昧でトラブルになった
  • ゴミの一時置き場を勝手に使われた
  • 子どもやペットが隣の敷地に入り込んでしまった

「境界は口頭で確認したから大丈夫」と思っていても、後から住む人との間では通用しません。やはり、外構によって物理的にラインを引いておくことが、将来的なリスクを避ける一番の方法です。

5. 結局後から高くつく「やっぱりやればよかった」

外構を後回しにした結果、「最初にやっておけばよかった」と後悔する人は少なくありません。

なぜなら、住みながらの外構工事は作業効率が落ちたり、仮設対応が必要になったりして、結果的に費用が高くつくケースが多いからです。また、業者側も敷地や設備を気にしながらの作業となるため、割増料金が発生することもあります。

  • 工事用車両が入れず手作業が増えて追加費用発生
  • 物置や配線を一度撤去してから再設置する手間が必要
  • 日常生活に支障が出るため工期が延びる

「とりあえず住めるから」と先延ばしにする気持ちは理解できますが、後から手を加えるほど非効率で高コストになることは避けられません。どうせやるなら、最初のタイミングで一緒に計画することが賢明です。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

エクスビズ

まあ正直、俺が住むわけじゃねえし、外構やろうがやらまいが知ったこっちゃない。でもな、外構やらずに放置すると、まず迷惑かかるのはお前じゃなくて近所の人間だ。雨の日に泥が流れて道路汚すとか、草ボーボーで虫が湧くとか、そんな家があったら誰だって「だらしねぇな」って思うわな。見た目だけの問題じゃねえ、人間関係までこじれる。

そんで、いざ工事やろうと思ったときには、カーポートが既にあって重機入らねぇとか、犬走り壊さなきゃ配管できねぇとか、余計な手間と金が増えるのがオチだ。後からやるほど工事は面倒になる。それでも「別にいいや」で放置するなら、それはそれで覚悟の問題だな。

まずこれやれ。無料で今の状況を整理して、どこにどれだけ金かかるのか把握しろ。外構は見た目の問題じゃねぇ、住むための土台づくりだ。放置するってことは、自分の足元グラグラのまま走り出すのと一緒だ。どうなるかは…想像つくよな?

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まとめ

外構をしないという選択は、予算やタイミングの事情から一見合理的に思えるかもしれません。しかし、実際の生活が始まるとその「抜けた部分」が想像以上にストレスになるケースが多くあります。住み心地や見た目だけでなく、防犯・動線・ご近所対応など、生活の土台として外構がいかに重要かがわかります。

また、外構を後回しにしたことで、施工の自由度が下がったり、費用がかえって高くなったりすることもあります。中途半端なまま過ごす時間は、お金よりも大きな損失になるかもしれません。そのため、「やらない」という選択ではなく、「必要最低限でもやっておく」判断が求められます。

まだ迷っているなら、まずは無料診断で必要な工事内容を整理してみましょう。すぐに工事したい方は、信頼できる業者の一括見積もりから具体的な費用感をつかむことが第一歩です。暮らしの基盤となる外構、先送りせず納得のかたちで整えていきましょう。

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 完成した外構を眺める家族

後悔するのは、動かなかった人だけです。

迷っているうちに時期を逃したり、何も動かずに理想と違う仕上がりになる人が本当に多いです。外構は想像以上に決めることが多く、頭の中だけで整理するのは難しいからです。

たとえば「駐車場の位置はどうする?」「子どもが遊べるスペースも残せる?」など、自分では気づけなかったポイントをプロが的確に提案してくれます。たった1回の提案を見ただけで、頭の中が一気に整理されたという人も多いです。

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