外構のモルタルが割れたらどうする?プロも使う補修材とやり方まとめ

   
外構のモルタルひび割れ補修をする職人

「あれ?モルタルにひびが…」と気づいた瞬間、不安になりますよね。せっかくキレイに仕上げた外構が、たった数年で傷んでしまうとガッカリです。でも焦って業者を呼ぶ前に、まず原因と対処法を知ることが大切です。

実はモルタルのひび割れは、ある程度は避けられないもの。気温差や乾燥、下地の動きなどによって、プロが施工しても細かいクラックは起きます。大事なのは「放置しない」こと。適切な補修をすれば、劣化の進行は防げます。

そこでこの記事では、外構モルタルにひび割れが発生する原因と補修のタイミング、DIYでの直し方やプロが使う補修材まで、具体的にわかりやすく解説していきます。

エクスビズ

こんにちは。元・外構職人のケン(2級建築士)です。このサイトでは、外構に悩む人のために「ウソなし・経験ベース」で記事を書いています。

職人歴は約20年。現場で汗を流しながら、お客様の「理想の外構って何だろう?」をずっと考えてきました。今はその知識と経験を、こうして記事というカタチでお届けしています。

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1. モルタルのひび割れが起こる主な原因

モルタルのひび割れは、施工後の環境や施工不良によって起こることが多いです。

乾燥が早すぎたり、地盤の動き、施工時の水分量のバランスが悪いと、表面に細かいひびが入ったり、深い割れが生じたりします。また、温度変化による膨張と収縮もひび割れの原因になります。

  • 直射日光や風で施工直後に急速乾燥
  • 地盤沈下や凍結による動き
  • 水分過多・不足による収縮ひび
  • 鉄筋などの内部膨張による割れ

「モルタルは割れるもの」と思って放置する人もいますが、それは危険です。小さなひびでも、水が染み込めば劣化は一気に進行します。だからこそ、原因を理解して早めに対応することが大切です。

2. ひび割れの放置がもたらすリスク

モルタルのひび割れを放置すると、建物全体の劣化スピードが加速します。

ひび割れは表面的な問題に見えて、実は内部構造へと影響が広がる入り口でもあります。そこから雨水が浸入すれば、モルタル下の土壌が流出したり、鉄筋が腐食する原因にもなります。最初は小さなトラブルでも、放置するほど補修範囲が拡大してコストも跳ね上がります。

  • 雨水が入り込み、凍結でさらに割れる
  • 鉄筋の錆びによる強度低下
  • アリや湿気による被害拡大

「小さなヒビくらい問題ない」と軽視されがちですが、これが後の大規模補修につながることもあります。だからこそ、ひび割れは小さいうちに対処することが重要です。

3. DIYでできるモルタル補修の手順

モルタルのひび割れは、軽度なものであればDIYでも補修できます。

小さなひび割れであれば、市販の補修材と道具を使って比較的簡単に修復可能です。手間はかかりますが、自分で直すことでコストを抑えられる点もメリットです。特に外構部分は人目に付きやすいため、こまめな補修が見た目の印象にも影響します。

補修手順は以下の通りです:

  • ひび割れ部分のホコリや汚れをワイヤーブラシなどで除去
  • 水で軽く湿らせて密着性を高める
  • 補修材(セメントフィラーやモルタル)をコテで塗り込む
  • 表面をならして乾燥させる(必要に応じて養生)

ただし、下地の劣化や構造的な問題がある場合はDIYでは限界があります。仕上がりや耐久性に不安がある方は、プロに任せたほうが確実です。軽度な補修ならDIYでも可能ですが、状況を見極める目が重要です。

4. プロが使う補修材とその特徴

ひび割れ補修にはプロが選ぶ専用の材料を使うことで、仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。

市販のパテや簡易補修材もありますが、プロはモルタル用の弾性フィラーや高強度セメントなど、状況に応じて最適な材料を選びます。これにより、単なる隠しではなく、構造的な強度回復まで見込める点が特徴です。また、施工後の剥がれや再ひび割れも起きにくくなります。

主な補修材の種類と特徴:

  • ポリマーセメントモルタル:柔軟性と密着性に優れ、細かいクラックにも対応
  • エポキシ系充填剤:構造的な補強が可能で、硬化後は非常に高い強度
  • 弾性シーリング材:振動や微細な動きにも追従し、外壁や床面に適応

安価な補修材を使っても、一時的に見た目は良くなりますが、長くもたないケースが多いです。だからこそ、プロが選ぶ補修材を使って、しっかりと補修することが重要です。

5. 施工時に再発を防ぐための注意点

モルタルのひび割れは、施工時の対策次第で再発を防ぐことができます。

モルタルは乾燥や収縮によって割れやすいため、あらかじめ適切な施工を行うことが重要です。下地の処理、配合、水分管理、気温など、ちょっとした油断が後に大きなトラブルを生む原因になります。

  • 下地の汚れや油分をしっかり除去する
  • 適切な水の配合比を守る
  • 膨張目地や伸縮目地を計画的に入れる
  • 急激な乾燥を避け、養生期間をしっかり取る

「しっかり塗ったから大丈夫」と思っていても、外構は紫外線・雨・温度変化にさらされる場所です。施工の基本を守らないと、またすぐに割れてしまう可能性があります。手間を惜しまず、丁寧な作業を心がけましょう。

👷 元・外構職人の辛口視点トーク

エクスビズ

モルタルのひび割れ、ちょいちょい見かけるけど、表面だけの小さい割れなら補修でOKだ。でもな、パックリ大きく割れてるとか、何本もクラック入ってるとか、それもうアウト。現場で何百件見てきたけど、そういうとこは絶対また割れる。見た目キレイにしても、下地が死んでるからな。

リフォームするか、そのまま我慢するかの判断は、自分のストレスとの天秤だ。細かいとこ気になるタイプなら、無理にDIYで済ませようとするな。業者に頼め。最近はプラン整理ツールもあるから、まず無料で整理しろ。無駄な金と労力、減らせるぞ。

「モルタルなんて割れるのが当たり前でしょ?」って考えのやつは痛い目見る。割れるのが当たり前なら、なんでプロが養生や配合にこだわると思う?そこんとこ分かってないと、何回でも同じ失敗すんぞ。甘い夢見てるなら、現場で叩き直してやるよ。

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まとめ

モルタルのひび割れは見た目だけでなく、防水性や耐久性にも影響を与えるため、早めの対応が重要です。放置すると、雨水の侵入や凍害、さらなる剥離につながり、結果的に大がかりな補修が必要になるケースもあります。

ひび割れ補修は軽微なものであればDIYでも対応可能ですが、深刻な損傷や広範囲に及ぶ場合はプロの技術が不可欠です。正しい判断ができれば、余計な出費や再工事を避けることができます。

まだ迷っている人は、まずは無料診断で現状を把握するのがおすすめです。すぐに工事を進めたい方は、外構の一括見積もりを利用して、信頼できる業者に相談してみてください。行動が早いほど、結果的にコストも抑えられます。

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